個人・小規模サロンのホームページで、メニュー・料金ページはとても大事なページです。
お客様はここで、次のようなことを確認しています。
・自分に向いているメニューはあるのか
・何分を選べばいいのか
・料金はいくらなのか
・予約しても大丈夫そうか
ただ、メニュー名と料金を並べるだけでは、お客様が迷ってしまうことがあります。
この記事では、メニューをどう考え、どのように見せればお客様が選びやすくなるのかを整理していきます。
サロンのホームページ全体の役割から整理したい方は、こちらの記事も参考になります。
メニュー・料金ページは、メニューを並べる場所ではない
メニュー・料金ページは、ただメニュー名と金額を載せる場所ではありません。
本来の役割は、お客様が予約前に「自分にはこれが向いていそう」と判断できるようにすることです。
サロン側にとっては当たり前のメニューでも、初めてのお客様には違いが分かりにくいことがあります。
ボディケア、ヘッドスパ、足つぼ、整体。
名前を見ただけで選べる人もいますが、実際には「自分の悩みにはどれが合うのか」で迷う人もいます。
さらに、同じ「ボディケア」というメニュー名でも、サロンによって中身や印象は違います。
・しっかりほぐす施術なのか
・ゆっくりリラックスできる施術なのか
・首肩の疲れに向いているのか
・全身をゆるめて休みたい方向けなのか
ここが伝わらないと、お客様には違いが見えません。
だからこそ、メニュー・料金ページでは、メニューを並べるだけでなく、選びやすい状態を作ることが大切です。

メニュー・料金ページ以外に、ホームページにどんなページを用意すればよいか知りたい方はこちらの記事も参考になります。
メニューは、お客様の悩み・目的・期待から考える
メニューを決める時に大事なのは、こちらが何を提供したいかだけで考えないことです。
まず考えたいのは、お客様のどんな悩み・目的・期待に応えるメニューなのか、ということです。
ここでいう悩みは、「つらい症状」だけではありません。
肩や首を楽にしたい。
足を軽くしたい。
眠れるように休みたい。
静かに癒されたい。
自分へのご褒美にしたい。
こうした気持ちも、お客様がメニューを選ぶ入口になります。
つまり、メニューは施術名から考えるのではなく、お客様が何を求めていて、それに対して自分たちが何を提供するのかから考えることが大切です。
珍しさだけで選ばれるとは限らない
他店にはあまりない施術名や施術技術を前に出すこと自体は悪くありません。
ただ、それだけでは、お客様が選ぶ理由までは伝わりにくいです。
大事なのは、その施術がどんな方に向いているのか。
どんな悩みや目的に合うのか。
なぜそのメニューを選ぶ意味があるのか。
ここまで伝わっていることです。
珍しい施術名や目立つ名前よりも、まずは「このメニューは自分に向いていそう」と思ってもらえる設計が必要です。

メニュー名は、伝わり方に合わせて決める
メニュー名は、一瞬で「何のコースか」「どんな方に向いているか」を伝える入口です。
まだお店の特徴が伝わりきっていない場合は、メニュー名に悩みや目的を少し入れることで、選びやすくなることがあります。
たとえば、
首肩集中ボディケア
眠れるドライヘッドスパ
足のだるさリフレ
迷ったら全身ボディケア
のように、誰向けなのか、何に向いているのかが見えると、お客様は選びやすくなります。
また、メニュー名で特徴が伝わると、他店との差別化にもつながります。
同じような施術名が並ぶ中で、「このメニューは自分に向いていそう」と感じてもらいやすくなるからです。
ただし、すべてのメニュー名に悩みや目的を入れた方がいい、という話ではありません。
お店全体のコンセプトやページの説明から、「このメニューはどんな方に向いているのか」が十分に伝わるなら、メニュー名はシンプルでも問題ありません。
たとえば、睡眠やリラックスを大切にしているサロンなら、ページ全体の雰囲気や説明文でその特徴が伝わっていれば、
ボディケア
ヘッドスパ
足つぼ
のように、メニュー名自体はすっきりした名前でも問題ありません。
大切なのは、メニュー名を長くすることではありません。
お客様が自分に向いているかどうかを判断できることです。

説明文では、メニュー名で伝えきれないことを補う
メニュー名が入口だとしたら、説明文は納得してもらう場所です。
説明文では、メニュー名だけでは伝えきれないことを補います。
・どんな施術なのか
・どんな悩みや目的に向いているのか
・どんな流れで受けられるのか
・どんな時間を過ごせるのか
ここで大事なのは、技術説明だけで終わらせないことです。
たとえば、
「首肩まわりを中心にもみほぐします」
だけでも施術内容は伝わります。
でも、
「デスクワークやスマホ時間で首肩まわりの重さを感じる方に向けたコースです。首・肩・背中を中心に、緊張をゆるめながら、上半身がすっと軽く感じられるように整えていきます」
のように書くと、お客様は「自分にはこれが向いていそう」と判断しやすくなります。
説明文では、何をするかだけでなく、誰に向いているか、どんな目的で選ぶメニューなのかまで伝えることが大切です。

料金は、不安が残らないようにはっきり見せる
料金は、できるだけ一目でわかるように載せたいところです。
お客様が知りたいのは、安いかどうかだけではありません。
・最終的にいくらかかるのか
・追加で料金がかかるものはあるのか
・予約したコース料金だけで受けられるのか
ここが分かりにくいと、予約前に不安が残ります。
さらに、来店後や会計時に「思っていた金額と違う」と感じられると、不満にもつながりやすくなります。
コース料金以外に費用がかかる可能性があるなら、それも近くに分かりやすく書いておきたいです。
たとえば、必要に応じて次のような情報も分かりやすくしておきたいところです。
・税込なのか、税抜なのか
・オプション料金が別なのか
・指名料や追加料金があるのか
すべてを細かく書きすぎる必要はありませんが、「結局いくらなの?」と思わせないことが大切です。
料金をはっきり載せることは、安く見せるためではなく、お客様に不安を残さないためです。

メニューの並べ方で、選びやすさは変わる
メニューの並べ方にも工夫できます。
施術名で並べる方法は、基本として分かりやすいです。
ボディケア
ヘッドスパ
足つぼ
整体
このように並んでいれば、受けたい施術が決まっている人には探しやすくなります。
ただ、初めてのお客様は、施術名ではなく悩みや目的から選びたいこともあります。
たとえば、
首肩がつらい方へ
・ボディケア 30分
・ボディケア 60分
・整体 60分
足のだるさが気になる方へ
・足つぼ 60分
・ふくらはぎリンパ 30分
このように見せると、「自分はここから選べばよさそう」と判断しやすくなります。
同じ「ボディケア 60分」でも、「首肩がつらい方へ」の中に置けば、首肩のケアとして伝わります。
「眠りにくさが気になる方へ」の中に置けば、リラックスや休息のためのケアとして伝わります。
同じメニューでも、どの悩みの中に置くかで、お客様に伝わる意味は変わります。
メニュー名を長くしなくても、悩み別に並べることで「このメニューは誰に向いているのか」を伝えることができます。
ただし、悩み別の入口を増やしすぎると、逆にページが分かりにくくなります。
全部の悩みに対応しようとするのではなく、まずは自店が特に来てほしいお客様の悩みや目的に絞ることが大切です。

迷った時の入口を用意する
どれだけメニュー名や説明文を整えても、初めてのお客様は迷うことがあります。
そんな時のために、「迷った方はこちら」という入口を用意しておくと選びやすくなります。
たとえば、
初めての方におすすめ
迷ったらこちら
当店の基本コース
全身を見ながら相談しやすいコース
このようなメニューがあると、「まずはこれを選べばよさそう」と判断しやすくなります。
迷っているお客様にとって、「迷ったらこちら」はひとつの答えになります。
これは、お店側が売りたいコースを押すためではありません。
お客様が予約前に迷って止まらないようにするための案内です。
また、どのコースが合うか分からない場合は、ご来店後に状態を伺いながら相談できることも伝えておくと安心です。
ただし、「相談できます」だけだと、予約時に何を選べばいいか分からない人もいます。
迷ったら選べる基本コースを用意する。
そのうえで、当日相談できることも伝える。
この流れにしておくと、初めての方も予約に進みやすくなります。

予約ページへの導線をわかりやすくする
メニュー・料金ページでは、お客様が「このコースが良さそう」と思った時に、すぐ予約ページへ進める状態にしておくことが大切です。
せっかくメニュー内容や料金が伝わっても、予約ボタンが見つけにくかったり、どこから予約すればいいのか分かりにくかったりすると、そこで離れてしまうことがあります。
メニューの近くに予約への導線を置く。
ページ下にも予約案内を置く。
初めての方が不安な場合は、よくある質問や初めての方へのページにも進めるようにする。
このように、メニューを見たあとに迷わず次へ進める流れを作っておくと、安心して予約に進みやすくなります。
メニュー・料金ページは、読むだけで終わらせるページではありません。
選んで、納得して、予約へ進んでもらうためのページです。
まとめ
メニュー・料金ページは、ただメニュー名と料金を並べる場所ではありません。
お客様が、自分に合うコースを迷わず選ぶためのページです。
そのためには、次のような視点が大切です。
・お客様の悩み・目的・期待からメニューを考える
・メニュー名で、どんな方に向いているかを伝える
・説明文で、施術内容や選ぶ理由を補う
・料金で、予約前や会計時の不安を残さない
・並べ方で、自分に合うメニューを見つけやすくする
・迷った時の入口を用意する
・予約ページへ進みやすい導線を作る
メニューを分かりやすく見せることは、ただ親切なだけではありません。
予約前の迷いを減らし、お客様が安心して一歩進むための大事な導線になります。
情報は、わかりやすく整えてこそ、お客様の次の行動につながる。
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